訪問看護師の仕事を始めてから、この5月で21年になります
あっという間だったなあと思います。この間、訪問看護制度も大きく変化しました。
私が訪問看護を始めた頃は、今のような様々な在宅サービスはなく、訪問看護師が
なんでもコーディネートをしました。そのことが昨日のように思い出されます。
20年前に担当させていただいた利用者様、6年前にその配偶者の方、3年前にその息子様、2年前に息子様の奥様の訪問看護をさせていただいたことは私にとってt特に忘れられない経験となりました
このように在宅での出会いは色々です。だから訪問看護は面白い
卒業式
先日一人息子の卒業式でした。
あっという間の6年間。ふと、思い出したことがあります。
入学直後のある日、びわの実を買いながら
6歳の息子に問題を出しました。
私 「6個のびわの実を、父さんと母さんと息子くんで分けると一人何個?」
息子「(指折り数えて)・・・2個ずつ!」
私 「正解!
そこに大好きなお友達〇〇くんがやってきて、僕も食べたいなぁ~と言ってます。
さぁ、どうやってわける?」
(自分のを1つ分けてあげるのかな?ジャンケンするのかな?
と思いながら答えを待っていると・・)
息子「・・・みんなで2個ずつ食べる!」
私 「えっ???全部で6個しかないよ。」
息子「あと2個買ってくればいいよ、だって〇〇くんもみんなも、2個ずつ食べたいでしょう~。」
私 「で、その2個は誰が買うの?」
息子「お母さんに決まってるじゃん(他力本願)。」
12歳になった息子に同じ質問をすると、
息子「6個それぞれを4等分して分ければ、偏りがないんじゃない?(味の)」
どちらの答えも息子らしいなあぁと思います。
変わったところ、変わらないところを実感する、春はそんな季節だなぁと思います。
桜
関東地方では今週末が桜(ソメイヨシノ)の開花予想日となっていますね。
ニュースによるとソメイヨシノに限定しなければ、1月~5月の間に日本各地で桜を見ることができるそうですよ。雪国育ちの私にとって桜と言えばゴールデンウィークのイメージ。人によって桜の鑑賞時期は異なるけれど、桜=春は共通ですね。
お花見スポットにはお出かけしないかもしれませんが、近所の桜の木を眺めて心をリフレッシュしたいと思います
密かな楽しみ
皆さんは密かな楽しみを持っているでしょうか。
私の楽しみと言えばまず、土いじり。土を触っていると無になり、ホッとします。
これから春なのでお花にとっては一番良い季節です。
今からどんな苗を植えようか考えるのも楽しみのひとつです。
ベランダのバラの芽も動きだしているし、それはもう、愛おしくてたまりません。
これは数年前に主人からもらったものを差し芽にしたもの。
咲いてくれるたび、また、会えたねって気持ちになるものです。
決してノロケではなく、枝をピートモスに差しただけで命が繋がり、少しの手入れだけで綺麗で良
い香りを放つ生命力。
そんな小さくも力強いものにいつも感動させられるのです。
そしてお花は手を入れ過ぎてもいけません。
かと言って、ほったらかしても同じです。
可愛い可愛いとお水を上げると綺麗に咲くといいます。
なんだか恋愛のようですね。
慌ただしくても、少しの余裕を持てる自分でいたいなと思うんです。
患者さん
久々にちょっと体調を崩してクリニックを受診しました。
もちろん過去に何度も受診ということは経験していますけれど、
やっぱり体調の悪い時に待合室で長い事待たされるのは苦痛ですねえ。
日常のバタバタの中で、しかも仕事の合間に受診すること自体が、
むこうにしてみれば「そんなのそっちの都合でしょ」と思われてもしょうがないのですが、
「患者さん」という立場の弱さを改めて感じてしまいました。
普段は医療提供者である私も、時には「初心にかえる」という意味で、
患者になってみることにも意味がありますね。まあ、病気さんには
「お手柔らかに」と言いたいところですが…